ウォーターサーバーは水道水で使える?浄水型・水道直結型・補充型の違いを解説【2026年】

ウォーターサーバー

「ウォーターサーバーって、専用のボトルを買わないといけないんじゃ?」
「水道水を使えるサーバーがあるって聞いたけど、衛生的に大丈夫なの?」

そんな疑問を持つ方が増えています。結論から言うと、ウォーターサーバーは水道水で使えます。ただし、どんなサーバーでも良いわけではなく、専用の「浄水機能」を備えたモデルを選ぶ必要があります。

この記事では、水道水を利用するウォーターサーバーの仕組みや安全性、そして従来の天然水サーバーとの違いについて、フラットな視点で解説します。


結論:水道水で使えるウォーターサーバーは「浄水型」

浄水型ウォーターサーバーのイメージ

ウォーターサーバーには大きく分けて「宅配水(天然水など)」と「浄水型」の2種類があります。

水道水を利用できるのは、後者の「浄水型ウォーターサーバー」です。サーバー内部に高性能な浄水フィルターを搭載しており、水道水に含まれる残留塩素や不純物を低減して、おいしい水に変える仕組みです。

ウォーターサーバーの基本的な仕組みをもっと詳しく知る


水道水を使えるウォーターサーバーは2種類

水道水を利用する浄水型サーバーは、水の取り込み方によってさらに2つのタイプに分かれます。

補充型と直結型の給水イメージ【タイプ別:給水のイメージ】

■ 補充型(タンク式)
蛇口 → コップ/ピッチャー → [ サーバーのタンク ] → フィルター → 抽出
※コンセントがあればどこでも設置可能

■ 直結型(水道直結式)
蛇口(分岐金具) → [ 専用チューブ ][ サーバー本体 ] → フィルター → 抽出
※自動で給水されるため、給水の手間がない

補充型(給水型)

サーバー上部のタンクに、自分で水道水を注ぎ入れるタイプです。水栓工事が不要で、コンセントさえあればリビングや寝室など好きな場所に置けるのが最大のメリットです。

水道直結型

水道管とサーバーを専用のチューブでつなぐタイプです。自動で給水されるため、自分で水を補充する手間が一切かかりません。


補充型と水道直結型、どっちが向いている?

それぞれの給水方式と、従来の宅配水型の特徴をまとめました。自分のライフスタイルに合うのはどのタイプか、比較してみてください。

項目補充型水道直結型宅配水型
水道水の使用×
給水方法自分で補充自動不要(ボトル設置)
初期工事原則不要必要な場合あり不要
設置場所比較的自由水道の近く比較的自由
ボトル交換なしなしあり
空ボトルの保管なしなしあり
水の都度購入不要不要必要
向いている人工事なしで手軽に使いたい人給水の手間をなくしたい人天然水を飲みたい人

補充型が向いている人

  • 賃貸住宅などで水栓の分岐工事を避けたい方
  • 水道から離れたリビングや寝室などにサーバーを置きたい方
  • 手軽に導入して使い勝手を試してみたい方

水道直結型が向いている人

  • 料理などにも水をたくさん使い、毎日の給水作業を面倒に感じる方
  • 水道の近くにサーバーの設置スペースを確保できる方
  • 完全に自動化された利便性を求めたい方

水道水を使っても安全?浄水の仕組みを解説

水道水の安全性

「水道水をウォーターサーバーに入れて、本当に衛生面は大丈夫?」と心配になる方もいるでしょう。浄水型サーバーの安全性は、「水道水自体の品質」と「フィルターによるろ過」の2段階で保たれています。

水道水そのものは飲用基準を満たしている

日本の水道水は、水道法に基づく厳しい水質基準(51項目)に適合することが義務付けられています。そのままでも安全に飲める高い品質が保たれており、基本となる「元の水」自体が非常に高い信頼性を持っています。

浄水フィルターは何を除去する?

水道水は安全ですが、消毒のための「残留塩素(カルキ臭)」や、水道管の経年劣化による「赤サビ」などが混じることがあります。浄水型サーバーは、これらを除去するために高性能なフィルターを採用しています。

  • 家庭用用品品質表示法に基づく試験:多くの機種が、JIS S 3201等で定められた対象物質の除去性能をクリアしています。※除去可能な対象項目や項目数は機種によって異なります。
  • PFAS(有機フッ素化合物)への対応:近年注目されているPFAS(PFOSおよびPFOA)の除去性能については、対応している機種とそうでない機種があります。検討する際は、各メーカーが公表している性能表示を事前に確認することが重要です。

安全性を保つために必要なメンテナンス

浄水型ウォーターサーバーの多くには、タンク内を衛生的に保つための「UV(紫外線)殺菌機能」などが搭載されています。

しかし、雑菌の繁殖を防ぐためには、日々の給水タンクの洗浄や、メーカーが指定する周期での定期的なフィルター交換(ろ過性能の維持)といった自己メンテナンスが不可欠です。

ウォーターサーバーの衛生管理とメンテナンスの詳細を見る


水道水のウォーターサーバーはまずい?味はどう変わる?

カルキ臭が気になる場合

水道水特有の「カルキ臭」や「カビ臭」の原因物質は、浄水フィルターを通すことで大幅に低減されます。これにより、独特の臭みが消え、まろやかですっきりとした味わいに変化します。

フィルター交換を怠った場合

フィルターには「総ろ過水量(寿命)」があります。交換時期を過ぎて使い続けると、蓄積した不純物によってろ過能力が著しく低下し、水に雑味や臭いが発生する原因になります。決められた期限でのフィルター交換は必須です。

天然水とは味の方向性が違う

浄水型は「水道水をクリアにして無味無臭に近づける」方向性です。一方、天然水は自然が育んだ適度なミネラル分が含まれており、採水地ごとに特有の甘みやコクがあります。すっきりした白湯や料理用には浄水、風味を楽しみたいなら天然水といった好みの違いが分かれます。

水道水と天然水、味の違いをもっと詳しく見る


水道水型と宅配水型の違い

「水道水を使う浄水型」と「ボトルが届く宅配水型(天然水など)」には、主に以下のような違いがあります。

料金の違い

  • 宅配水型:水を使った分だけ(ボトル本数に応じて)料金が上がります。
  • 水道水型:毎月定額のサーバーレンタル代のみ。水代はご自宅の水道代だけで済むため、使用量を気にせず使いやすいのが強みです。

水の使いやすさ

定額制の水道水型なら、飲料水としてはもちろん、お米を研ぐとき、スープや煮物といった毎日の料理、野菜を洗うときなどにもコストを気にせずたっぷりと使えます。

ボトル交換・ゴミ

宅配水型で発生する「重いボトルの持ち上げ・交換作業」「空きボトルの保管」「ゴミ出し」の手間が、水道水型には一切ありません。また、配送スケジュールの調整や受け取りのストレスからも解放されます。

水の味・ミネラル

自然の豊かなミネラル分や、採水地ごとの独特な「おいしさ」を味わいたい場合は、宅配水(天然水)に軍配が上がります。


水道水型ウォーターサーバーが向いている人・向いていない人

ライフスタイルに合わせた選び方

水道水型が向いている人

  • 水の使用量が多い:家族が多くて消費量が多い、または料理や炊飯にもたっぷり使いたい人。
  • コストを毎月一定にしたい:定額制なので、家計の管理や予算の変動を気にしたくない人。
  • ボトルの取り扱いがストレス:重いボトルの交換、受け取り、ゴミ出しを「面倒」と感じる人。

水道水型が向いていない人

  • 採水地やミネラルにこだわりたい:「富士山の天然水が飲みたい」といった特定のブランドを重視する人。
  • 使用量が非常に少ない:一人暮らしなどで毎月数リットル程度しか使わず、宅配ボトルの最低購入数でも余ってしまうような人。

結論|水道水を使いたいなら、まず給水方式を選ぶ

水道水を使えるウォーターサーバー(浄水型)を検討する場合、まず「補充型(工事不要・設置場所が自由)」にするか、「水道直結型(給水の手間なし)」にするかを選ぶことが、後悔しないための大きな一歩になります。

ご自身の住環境や、毎日どれくらいの水を使うかをイメージして、最適なタイプを見極めましょう。


あなたの目的に合わせて次のステップへ

水道水を利用するウォーターサーバーについて、さらに詳しく知りたい情報に合わせて以下の解説ページをご覧ください。


※ウォーターサーバーの全体的な仕組みを再確認したい方は

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