浄水型と天然水、どっちを選ぶべき?費用・味・手間の違いを比較表で解説

ウォーターサーバー

「浄水型と天然水、どっちにすべきか分からない」という状態でここに来た方へ。この記事を読み終えると、自分がどちらを選ぶべきか確実に分かります。

ただし先に正直に言っておきます。この2つは根本的に別のサービスです。浄水型が「水道水を磨いて定額で使い放題にする仕組み」であるのに対し、天然水は「採水地の水をボトルで配送してもらう仕組み」です。どちらが優れているということはなく、「自分の使い方に合っているか」だけで決まります。

【この記事で分かること】

  • 費用・味・手間・ミネラル成分の4軸での具体的な違い
  • 「月何リットル使うか」で変わるコストの損益分岐点
  • 自分がどちらのタイプに向いているかの判定フロー
  • 各タイプで後悔しやすい失敗パターン

浄水型 vs 天然水:違いを一覧表で確認する

まず全体像を把握してください。この表で「どちらが自分に近いか」の感覚をつかんでから、以降の詳細を読むと判断が格段に速くなります。

比較軸浄水型天然水型
水の供給元自宅の水道水(フィルターで浄化)採水地の天然水(ボトル配送)
月額料金約3,130〜3,710円(定額・使い放題)約4,500〜8,000円+(使用量で増減)
ミネラル成分ろ過で除去(ほぼゼロ)Ca・Mg等を自然含有
味の特徴無味無臭・すっきりまろやか・甘みあり
ボトル交換不要(水道水を自分で注ぐだけ)必要(重さ12kg〜)
注文ノルマなしあり(月最低〇本)が多い
保管スペース不要予備ボトル・空ボトルの置き場が必要
赤ちゃんへの適性○(水質管理は自己責任)◎(採水地・成分が明確)
代表機種エブリィフレシャス・Loccaコスモウォーター・プレミアムウォーター

【費用の違い】月何リットル使うかで「安いタイプ」が変わる

「浄水型の方が安い」は必ずしも正しくありません。使用量によって損益分岐点が存在します。自分の使用量がどのゾーンに当たるかを確認してください。

月の使用量浄水型(月額)天然水型(月額目安)安いのは?
〜12L(ほぼ飲み水のみ)約3,130〜3,710円約4,500円〜浄水型
24L(1〜2人の日常使い)約3,130〜3,710円約4,578〜5,500円浄水型
36L以上(料理・炊飯にも使用)約3,130〜3,710円(変わらない)約7,000〜10,000円+浄水型が圧倒的

損益分岐点は月約20〜24L前後です。それ以上使うなら浄水型が確実に安い。飲み水のみで使用量が少ない場合でも、浄水型の定額の方がほとんどのケースで安くなります。「月額が安いかどうか」で迷っている場合は、浄水型を選ぶのが合理的な判断です。

【味・水質の違い】ミネラル成分を数値で比較する

「天然水の方が美味しい」という表現は曖昧です。具体的に何が違うのかを数値で確認してください。

成分浄水型(ろ過後)天然水(日本産軟水 目安)味への影響
硬度10〜30mg/L程度(軟水)20〜60mg/L程度(軟水)高いほど「まろやか・甘み」が出る
カルシウム(Ca)ほぼ除去4〜15mg/L程度骨・歯の形成・旨みに関与
マグネシウム(Mg)ほぼ除去1〜4mg/L程度代謝補助・わずかな苦みとコク
塩素・カルキ除去済み(無臭)元から含まれないどちらも塩素臭はない

浄水型の味の特徴

ろ過で不純物・塩素・ミネラルを除去した「すっきりとした無味無臭の水」。癖がなく飲みやすいが、天然水特有の甘みやコクはない。料理の素材の味を邪魔しないという長所もある。

天然水の味の特徴

採水地のミネラルが自然に溶け込んだ「まろやかで甘みを感じる水」。コーヒー・緑茶・白湯など、水の味が出やすい飲み方をする場合に特に差が出る。飲んだ瞬間の「美味しい」という感動がある。

「浄水型はまずい」は誤解です。正確には「ミネラルがない分、天然水よりすっきりしている」という違いです。塩素臭・カルキ臭はどちらも除去されているため、普通に飲む分には大きな不満は出ません。「天然水の甘みとコクを毎日楽しみたい」という明確な目的がある人にのみ、天然水が優位になります。

【手間・利便性の違い】日常で何が変わるか

日常の作業浄水型天然水型
水の補充ピッチャーで水道水を注ぐ(数日に1回)ボトルをセット(週1〜2回程度)
ボトルの重さなし(水道水)約12kg(上部セット型)/ 足元スライド型あり
配送の受け取り不要定期的に必要(在宅が必要)
空ボトルの処理不要返却・引き取りが必要
タンクのお手入れ数日に1回、タンクを洗う必要あり基本不要(密閉ボトル)

浄水型の「水を注ぐ手間」は軽視されがちですが、多くの利用者は「ボトル交換・受け取り・ゴミ出しから解放される方が楽」と感じています。逆に「毎回タンクを洗うのが面倒」という声もあります。天然水型は配送受け取りの手間と保管スペースが必要になる一方、タンク洗浄は不要です。どちらの手間が自分にとって許容できるかで決まります。

【判定】あなたはどちらのタイプ? 2ステップで確定する

ここまでの違いを踏まえて、自分がどちらに向いているかを確認してください。

1

料理・炊飯にも水を使いますか?(月36L以上の使用が見込まれる)

はい
→ 浄水型で確定。天然水は月7,000〜10,000円超えになりコストが合わない
いいえ
→ STEP 2へ進む

各タイプで後悔しやすい失敗パターン

どちらを選んでも「こんなはずじゃなかった」となる人には共通のパターンがあります。契約前に確認してください。

ウォーターサーバーの後悔するポイント

▼ 浄水型で後悔しやすい人

① タンクの補充・洗浄を苦痛に感じる人

数日に1回の水道水補充と定期的なタンク洗浄が必要。これを面倒と感じる場合は天然水型(密閉ボトル)の方が衛生管理が楽。

② 天然水特有の「甘み・まろやかさ」を期待していた人

浄水型はすっきりした無味無臭の水。「美味しいと感じる瞬間の感動」を求める人には物足りなさがある。

③ 赤ちゃんへの安全性を最優先したい人

浄水型は水道水の水質に依存する部分があり、タンクの衛生管理が自己責任。採水地が明確な天然水の方が安心感が高い。

▼ 天然水型で後悔しやすい人

① 料理・炊飯にも使う人(月36L以上)

使えば使うほど水代が増える。夏場や家族が多い場合に月8,000〜10,000円を超えることがある。

② ボトルの保管スペースがない人

予備ボトルと空ボトルが常に発生する。ワンルームや収納が少ない住宅では特に圧迫感が出る。

③ 2年以内に引越しの可能性がある人

多くの天然水型サーバーに2〜3年の契約縛りがある。途中解約で最大20,000円の解約金が発生するケースがある。

結論:あなたはどちらを選ぶべきか

よくある質問(FAQ)

Q
浄水型はまずいと聞いたことがあります。本当ですか?
A
「まずい」は正確ではありません。塩素・カルキはフィルターで除去されるため、蛇口の水よりずっと飲みやすいです。ただし天然水のような「甘みとまろやかさ」はなく、すっきりした無味無臭の水になります。「天然水の味に慣れている人が初めて浄水型を飲むと物足りなく感じる」というのが正確な表現です。
Q
浄水型と天然水、月額の差はどれくらいですか?
A
使用量24L時の比較で、浄水型が約3,130〜3,710円、天然水型が約4,500〜5,500円の差があります。ただし料理・炊飯にも使う場合(月36L以上)は天然水型が7,000〜10,000円を超えることがあり、差は最大で月5,000〜6,000円以上になります。
Q
赤ちゃんのミルクには浄水型と天然水、どちらが安全ですか?
A
どちらも使用可能ですが、天然水型(日本産軟水)の方が採水地・成分が明確で安心感が高いです。浄水型は水道水の品質とタンク衛生管理が前提になるため、「より確実な安心感が欲しい」なら天然水型が向いています。詳しくは赤ちゃん向けウォーターサーバーガイドをご確認ください。
Q
どちらのタイプも試してから決めることはできますか?
A
両方同時に契約はできませんが、縛りなし機種(フレシャス等)で天然水を試してから解約し、浄水型に切り替えることは可能です。ただし解約金と手続きの手間がかかるため、この記事の判定フローで先に絞り込んでから申し込む方が効率的です。

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